Radeon HD 2600 XT

普段使っているPCはPCI-e付き。けどもmini-ATXのチビいケースを使っているので、中を弄るのがメンドいのです。ので、回りがDX10だ、Compizだ、といってる中、ずっとOnBoardビデオでガラパゴス状態でした。そろそろ買おうかな買おうかな、と調査だけするんだけど、購入まで至らない。かれこれ一年。。。
昨日会社帰りにお店に寄ったら異様に安い Radeon HD 2600 XTが売ってる。思わず、、、衝動買いしてしまいました(本当はCrisys目当てでNVidia狙いだったのですが・・・)。勢い付いてついでにディスプレイまで買ってしまった。

帰ってから逸る心を抑えつつ、子供をなだめなだめ寝かして、自室へダッシュ*1。早速開腹作業開始です。

久々だったことも手伝って梃子摺る梃子摺る。しかも、、、やっぱ狭い。DVDへのSATAケーブルが届かにぇ。カードの切れ目の下を強引に通すという無茶をしてなんとか設置。


で、できた。むちゃくちゃだけどなんとかできた。

Compiz for HD 2600 XT on Ubuntu 7.10

せっかく高性能になったのでUbuntuATiドライバ入れて Compiz Fusion をインストール。しかし、起動したらcompizに怒られた。Composite extensionがないらしい。調べてみるとどうやら ATi のドライバは DRIか Composite のニ択状態みたいです。

As the fglrx driver isn't capable to provide simultaneous Composite and DRI support,

なんつう罠。

Unofficial Wiki for the ATI Linux Driverを参考に色々やってみる。どうやらXglをインストールすればよいみたい。素ドライバに一枚かぶせるイメージかな。以下備忘録。
1. http://ati.amd.com/support/driver.html からドライバ取得。
インストール先は amd64なのでhttp://ati.amd.com/support/drivers/linux64/linux64-radeon.html
からゲット。
2. 実行。xorg.conf書き換え。

 % sudo sh ati-driver-installer-8-3-x86.x86_64.run
 % aticonfig --initial

その後再起動。
3. Xglインストール

 % sudo apt-get install xserver-xgl

 本当はこれをする前にxorg.confをチェックして composite を "1"にするらしい。しなくてもいけた。
4. Xglの起動設定
以前は /usr/share/xsession 以下に起動スクリプトを作る必要があったみたいですが、7.10のパッケージではここまで面倒見てくれてるみたい。簡単過ぎて嬉しいんだか悲しいんだか。
再起動。自動起動される。イケてるみたい。

  • ~/.config/xserver-xgl/disable を作ると Xglの自動起動を抑制できる。

5. compizconfig-settings-managerをインストール
設定が面倒なのでGUIツールを入れておく。外観の設定、からカスタム設定を弄れるようになる。

6. OK!

すごい!速い!キモチイイ! 感動しすぎてついつい色々設定しすぎたらトンでもなく使い難くなった。元に戻そう。

DualHead

ついでなのでDualHeadに挑戦。これも挑戦といえるほどのことはなく、Catalyst 設定マネージャCatalyst Control Center にその名も Dual Display 設定マネージャディスプレイマネージャというのがある。ここで 設定を単一のデスクトップ設定大型のデスクトップに変えるだけ。簡単。ただ、流石に Xglをかぶせてると Catalystが「ドライバ変よ」といって拗ねるので、上記 disable ファイルを使って止める必要あり。面倒臭い。

とりあえず快適環境になりました。

わあい。

問題点

ダイアログなどが全画面のど真中=ディスプレイの切れ目にポップする
間抜け。トリプルディスプレイにするか? (アホ) 。なんかデフォルトの位置を変更する方法があるんだろうか? gnome勉強しようっと。
左右で解像度の違うディスプレイを使ってしまったので低い方の一部が欠ける
これもすごく間抜け。上下パネルの右側が見えない。下パネルに至っては高さの違いから(1050-1024分)が欠けてウィンドウ一覧が見えない。。。シャットダウンボタンや時間表示やSCIM、仮想デスクトップ表示が見えないのは結構不便。とりあえず以下の対処療法をした。
      • パネルのプロパティで"広げる"をはずして左に収める
      • ウィンドウの一覧のプロパティで"常にグループ化する"にしてなるべく左に収める(サイズ固定にはできないのかな?)
画面左側にウィンドウが偏る→新規ウィンドウは右側に現れる→上記の欠けのため見にくいスポットに新規ウィンドウが現れる→気付かない(^^;
これもかっこわるい。仕方ないので左の方にnautilusウィンドウをダミーで置いとく。さらにかっこわるい。
synergy使ってるので困る
以前からもう一台をsynergyでつなげて、LCDの入力切替で移ってたんだけど、これが微妙に困る。これはなれるしかないかな。

ちょっとかっこわるいけど快適!

追記:
覚えで書いたらWindows設定と混ざってしまった。一部設定名間違ってたので修正 2008/03/30

*1:どっちが子供だ