技術者の端くれとして恥ずかしいはなし

tkuro2008-07-19

先週あたりからウィングロードのエアコンの調子がどうもおかしい。AUTOにしておくと、なんだか涼しくないのだ。下手すると熱風が吹き出してくる。故障かな? 修理に出さなきゃ、とは思っていたけれど、ウィークデーに行く暇は全くないし、休日もなんだかんだで(遊びが大半だけど)なかなかディーラーに持っていく余裕がない状態が続いていた。
折しも梅雨の只中、非常に蒸し暑い日が続き、ある日フロントが見事に曇ってしまったのでデフロスタをつけてみたら、あれ? なんだか涼しい。ああ、久しぶりの幸せ。(あとから考えてみたら明らかなんだけど)走行中である事もあって、深く考えられない。とりあえずデフロスタにすれば涼しいんだ、余計な詮索は修理に出してからでいいじゃないか、と内なる声が僕に暗示をかける。それ以来一週間、アツくなるとデフロスタをON、少しつけたらAUTOに戻す、というとてつもなくバカな行動を続ける事になる。
今週海に行くぞー、ということになって、流石にみんなをそんな「叩くと通常以上の性能を出す博士の不思議な車」に乗せていく訳にも行かず、なんとか時間を作って修理に出しにいくことになる。
担当の技師の人とお話ししながら車に向かう。「(ry てな症状なんですけど、こんな変な事ありますかねー?」「いやー、考えられませんね・・・」とかやり取りしながら愛車の所に到着。エンジンまわしてエアコンかけてしばらくして、技師の方が申し訳なさそうな顔をして「あー」と一言仰る。
「なんですか?どっかまずいですか?」
「(非常に言いにくそうに)エアコンのモードスイッチがOFFになってます」
ぬぷー!?
「デフロスタをつけると強制的にエアコンスイッチがONになりますから、それで・・・」
わふー!? そういうことかい。というか冷静に考えたら(パネル見たら)気がつきそうなもんだ。何考えてたんだ僕。恥ずかしい。

よく確かめずに故障だと思い込む ->走行中なのでそれ以上確認しない -> 思考停止 -> ワークアラウンド発見 -> さらに思考停止

というバカスパイラルを地でいっていたらしい。なんと言うバカなお人だ私。といつも以上に自分が嫌になった瞬間だった。