新生活#3

僕は電磁調理器(IH)は非効率でしょぼいと思い込んでいた。しかし、実際に使ってみると意見が正反対になってしまった。
実際にはガスコンロと違い

  1. とんでもなく速い。あっという間に最高温度に達する
  2. 無駄なく調理器具の底面だけを温めることができる。良く考えたら当たり前なんだけど回りに火が漏れない。余計なところを加熱しない。したがって、やかんなどの取っ手はもちろん、注ぎ口とかも熱くならないので、注ぐときの「じゅっ」と吹き出すいうのが無い。
  3. 火力がはんぱない。しかも全体が均一に温まるので最高のオムレツが作れる。部分的に高熱になったりしないので、ほとんど焦げ付かない

など良い事だらけ。特に2番目は大きい。むしろ効率が良い気がしてきた(発電時の損失とトントンかな・・・)。
ともかくこれはとっても良い!です。

続 空配管

3日目に入っても続く格闘。ふたを開ける前にリードを入れなおそうと奮闘して、狭い空間の中でとぐろを巻いているだけの結果になったりとか、ともかく前日は結局、抜けてしまったショックで呆然とてしまいまともに進めれなかった。次の日から本格再開。
で、ちょっと思いついてリードをいれずに直接買ってきた新しいコードを入れてみる。すると、これがちょうど良い弾性度で、まるでこういう用途のために作ってあるかのようなスムーズさでスルスルと入っていく。これは良い。と思って更なる格闘を開始。この日から2日間、暇さえあれば踏み台の上で一生懸命コードを通そうとする僕が目撃されるようになる*1。2日後、左側は比較的短かかったこともあって、白痴の一念!てな感じでなんとか通ってしまった。かなり感動した。

難敵 右スピーカ

うれしさのあまり調子に乗って、反対の右側を入れ始める。今度は本当に難しい。というのも、右側は下がり天井を乗り越えて、結構な距離があったりするのだった。これはそうとう曲がりくねっているだろう。しかも(教訓を生かせてないことに)また一人で始めてしまったのだった*2。実はこの空配管通しで、もっとも抵抗が強いのは曲がり角ではなく、他でもない「入り口」の抵抗なのだ、ということにまーだ気がついていなかったのだった。本当にバカ。
で、お約束なことに途中で引っかかったと思い込んで気をつけながら引っ張るが、予想通りケーブルのビニールが裂けてしまいリードが外れる、というカタチで、第二の闘争もまた終焉を迎えた orz

秘密兵器登場

リードを伸ばしてみると右側ははんぱなく長い。これは大変。距離から考えるにこれは相当回数の急カーブがある。これをいくら弾力が強いとはいえ、無理やりコードだけ入れるのは無理がある。悩んで悩んで、ふと思いついた。別に針金のリードでなくてもほそーい糸程度でも管を通ってさえいればいいのだよな、、、と。しかも空配管は見るからに密閉度が高そうで、これは!?と思った。
その日のうちにホームセンターからエアコン用のドレンホースを買ってきて、それを掃除機にビニールテープで密閉させて接続した。

で、先端には太さをadaptするために紙を巻いて漏斗状にしたものをさらにビニールテープで密閉して、ヘッドを作った。

これを片側の空配管に差し込んで掃除機で一気に吸い込んでしまおう、という計画。流石に少し学習したので今回は奥さんに手伝ってもらう。
良く考えたら糸ではちゃんと吸い込んでくれないかな?と思ってビニール紐を使った。上側から僕がビニール紐を送り込み、合図と共に掃除機のスイッチを入れ、少しずつ吸い込んでいく方式。
スタートしてみると、とんでもない音がする。掃除中に掃除機のヘッドにナニカ詰まったときの音より更に高音域の結構恐ろしい音だ。ジェット戦闘機のような轟音を奏でながら健気に頑張るサイクロン掃除機に愛を感じてしまった。
しかし、残念ながらある程度まで行くと吸引力が抵抗に負けてしまうらしく、あらかじめつけておいた「かんりょー」の印から程遠いところでとまってしまった。
仕切りなおし、ということで今度はビニール紐の先端にティッシュペーパーを丸めて結び付けてみた。これで密閉度を挙げて吸引力を上げようと言う考え。これが予想以上にうまく行って恐ろしい速度で紐は吸い込まれていく! あっという間に「かんりょー」印の手前まで吸い込まれていった。ところが、そこで完全に止まった。あれれ? おかしいなと思ってヘッドを外してみたら。。。あ、そうか、ヘッドにぶつかってそこで止まっていたのか・・・

勝利のとき

残りは引っかき棒で充分に届く距離だったのでデンタルミラーで確認しながら慎重に引き出す。うまく行った。そう、通った。人類の勝利だ。文明万歳、とかむなしいことを一緒に祝ってくれた奥様、愛してます。ありがとう。
で、めでたく音楽が聴けるようになりましたとさ。
むなしたのしき一時でありました。

*1:家族はかなりあきれながらもほほえましく受け入れてくれていたようです・・・

*2:奥さんに「手伝おうか?」と言われていたにもかかわらず!!! このバカ>僕