完璧は無いので、ということ

お子様がお昼寝したのでQuadrilla占領(サイテー)。
トラック(レール)を使わずにブロックだけで階段のような物を作ってみた。

お子様が弄る事も考えて、全部の出口からトラックをのばしてビー玉がすべて手元に戻ってくるようにしてみた。
なめてかかってたんだけど、これが結構難しい。トラックとブロックを組み合わせて安定させる設計になっているので安定しない。沢山ビー玉がくると、前のビー玉に押された結果、少しブロックがずれて、結果として予測不能な強さで落ちてくる。更に、ビー玉がすべて手元に戻ってくるようにする為にはちょうど良い強さで滑らしてやらなければいけなくて、結構手こずる。何でも良いから強く(高低差を付ける)落とせば良いかというと、そうすると今度は最後のトラックに落ちたときロスって結果力が足りなくなってしまったりして散々苦労したがなんとかできた!

それでも一個飛び跳ねて落ちてしまた。残念。
どんな技術も完璧なんてことはあり得なくて、完璧になるべく近づけるべく、マージンをとったり、観察によって原因を特定し、そのシチュエーションがそもそも「あり得ない」状態を作り上げたり、発想の転換で、エラー自身を役に立つ物に変換したり、などいろんな悪あがきをするのが、エンジニア、という職種なのだろう。そして、これ以上無理、というところで、はじめて、完璧の「条件」を動作保証条件、という形で示し、切り分けて責任の所在を明確にする。果たして普段の仕事でそれができているかどうか自信がなくなってきた。R&Dってことで事業部の人たちに甘えすぎているかも。
JRとかANAとかの技術者の人たちって言うのはこういう完璧を人の命がかかった状態で行っている訳で、本当に頭が下がるなあ、とか思った。
自分も無責任な技術者を脱却したい、とちょっとだけ真剣に思った。