ねもみし

子供時代、僕は「どじょう」がちゃんと発音できなかったらしい。なんど教えても「じょじょみ」。本人はちゃんと「どじょう」と言っているつもりなので、「どじょう、でしょ?」と言われても「うん、じょじょみ」、と暖簾に腕押しリプライを連発していたそうだ。
自分の子供はどうかと思ったら、これがまた賢い(親バカ)。特に食べ物はまず間違えない。「バナナ、ちょっとくーださい」ちょっとと言いつつ全部食べるし。「スパゲッティ(!)ちょうだい」「うどんくーださい」「おにくおにく」「なっとう、こうちゃんの、ほしい」ああ、いや賢い(バカ親)。
ところがどういう訳か大好物の「梅干し」が上手く言えず、出てきた言葉が「ねもみし」。両親そろってバカウケ。「ねもみしいるの?ねえねえねもみし」とか言ってたら、とても気分を害されたようで、しばらくお話ししてくれなくなった(ぷ)。馬鹿な親に当たってかわいそうに。強く育てよ。
というか、次の日にはちゃんと「うめぼし」と言えるようになっていた。やっぱ賢い(バカな親)。
#んで、さらに「ねもみし?」とか言ってたらだいぶ混乱してしまったようだ。将来恨まれそう。