とっても遅くなってしまったPFPワークショップの感想など


仕事ではESECの準備とか、プライベートではお家購入計画とかが微妙にこっそりと大胆に大進行中で、ついつい遅くなってしまった。うわーだいぶ忘れてるっぽい。
島津製作所の方にも連絡すると行っていてずいぶんと時間が経ってしまった反省(スミマセン・・・)。職場に名刺置いてきてしまっているので出社後メールします予定。

スタート

http://ProjectFacilitationProject.go2.jp/wiki/index.php?%B4%D8%C0%BE%A5%EF%A1%BC%A5%AF%A5%B7%A5%E7%A5%C3%A5%D7%A1%F417

  • 無理を言って入れてもらったくせに遅れてしまった!初っ端からNG。しかし皆さん暖かく(?)迎え入れてくれた。
  • 僕の入ったチームは上記wikiサイトの管理人のNさんがいるわ、ベテランのMさんはいるわで経験による巧さと若さによるフットワークが相まって、ものすごく楽しくまとまっていた(考える際、楽しいって事がものすごく重要だ)。

クロスロード

  • 今回のお題は「クロスロード」。
  • クロスロードの内容詳細については上記wikiとかを見てもらえばわかると思うのだけれど、実に単純で、
    1. Yes/Noの答がトレードオフの関係にあるお題(ジレンマ)について各々 Yes/Noを決めてもらう。Yes/Noカードを裏返しで場に出してもらう
    2. カードを一斉に見せる。ここでみんなの意見が一斉にわかり、多数派、少数派、あるいは拮抗している様が「見える」
    3. 多数派の人たちはご褒美に青い座布団がもらえる。例外として、少数派が「たった一人」だった場合は、その人だけが金座布団をもらえる。
    4. 一人ずつ「理由」を簡単で良いので説明する。
    5. みんなで自由に討論。

を繰り返すような感じ。

  • 単純で「え、これだけ?」なんだけど、実に巧くデザインされている。 最初にカードを裏返していっぺんに出すので、順番に意見を言っていくのと違って、発言力の強い人、あるいは場の雰囲気に流されたりしない(凄い大事)。
  • 金座布団狙いで(別段そうもうれしい訳でもないが^^;)普通にやっていたら消えてしまっていたかもしれない少数派な意見が出る。

コンドルセ勝者のみで文句を言っても吸収されてしまうようなつまらん会議は懲り懲りです。

  • 後から理由を出す、既に言ってしまってる、という事から自分の独自意見を出す勇気(これも大事)が出る。
  • システム上で Yes/Noに区切るため、「YesかNoか聞いてんのに下とか右とかいうな」と言って軌道修正する手間とフラストレーションが減る。

言い訳好きな人に多いんだよなあ。「ですけど」とか「基本的には」とか「ある意味」とかがやたら入る人は赤信号、、、って愚痴ってしまった。

実践

  • 自分たちでも「ジレンマ」問題を作ってみた。
	あなたは腕に覚えのある技術者です.
	今回の昇進で次の選択に迫られています。
	東京のプロジェクト管理責任者にいけと言われている。いく?>YES
	ことわれば中国奥地のソフトウェア会社に技術者として送られる。

食いしん坊としては中国奥地ってのがものごっついびみやうだ。

やってみて出たみんなの意見。

/意思決定時の意見出しのキッカケづくり。
/自分の中で「YES/NO」を考えていても、ハッキリ表す事で、自分自身で
整理する事ができる。
/「なんで?」という理由を考えるキッカケになる。
/問題点の明確化になる「何がジレンマか?」 「なんでYES/NOか」など
/YES/NOに限定して設問を作るのは応用できそう
/過程を整理できる。指示を出す方の整理ができる。
/上の立場では、何を聞くのかを考える事ができる。
/「金座布団」は良い、少数意見が尊重される。
/「Yes/No」カードを隠して出すのが良い。
 声が大きい人に流れがちにな場をかえられる。
×最終決定までには使えない。
 場面場面で活用するのが良い。
/クロスロードに限らず、人の意見を引き出すのは必要である.
/「ちょっとやってみる」ができるのが良い。
/ゲームでやると楽しむ人と、勝ちにいく人がいる。
 クロスロードは、そういった要素が少なくシンプル。
/サンプルの設問は「ジレンマ」としては弱い
/遅刻者閉め出し?(わあごめんなさいごめんなさい)
/オリジナル問題まねした方が良い。
/考えさせるツールとして有用。

懇親会

  • 楽しかった。いろんな人のいろんな意見を聞けたし、ファシリテーションの技術の一つアイスブレイクの一例を実演してもらった。

そのときやったのは「家電でなにか一つ小話をする」というのをテンポよくみんなで順に続けていく遊び。基本は全員が参加でき、ノリで答えられるような内容をつかうことで、その人の暗黙知、普段の生活の中の話や、ちょっとした背景を引き出す。なぜかこういった情報を吐いた後って(そのときも感じたんだけど)リラックスできる。

  • kernel driverのお仕事をしている方と話ができた。もっとそっち方面の話がしたかった気もするが、それは場が違うか。
  • ファシリテーションコーチングしてる会社の人と会えた。

今回学んだ事

みんなが利用可能なフォームに。

  • 場の雰囲気。空気。
  • マネジメント側のツール(ぺえぺえはなかなか上の視点がわからないが、こうして見るとよくわかる。ベテランMさんに感謝)
  • 多数決には弱点がある。それを如何に緩和するか。

などなど。後で思い出した事書き足すかも。

こちらも。運営の mnishikawaさんとこ。
http://d.hatena.ne.jp/mnishikawa/20090430/1241107992
ていうかSPAMトラックバック消してよー。何となく並ぶのがいやな感じ。