バチスタ

前の日曜日に今更ながら「このミス」な本を読んでしまった。その中でとてつもなく心に残ったのが以下。

言葉は輪郭を削る。人は自分の言葉で自分を削る。自分を自分の言葉という棺に閉じ込めて、ゆるやかに窒息させていく。

日記とかってちょっとサボリ心が出るとすぐに書かなくなってしまうんだけど、何かを書き留めて置かなかった時の「自分」って、いつもとってもぼんやりしていて捕らえ所がない。何とも不安定で、過ぎ去ってしまうとまるでそこには何もなかったような、お前はいったい何をしていたんだ?と聞かれると背筋が寒くなるような、単に覚えていないどころの話ではなくて本当に最初からなかったような。ちょっと怖くなった。

自分を自分という棺に閉じ込めないと、逆に発散して霧のように消えてしまうようだ。
だからせっせと自分を削って、削って、その形が見えてくるまで制作日誌を書き綴るんだ。

と、いいつつまたサボりそうだな。。。

なはは。