Galcon

東京出張の暇つぶし用になんか無いかなーとiTunes Storeを見てみたら、前に話題になったGalconが230円になっていたので思わず買ってみた。これが評判通り、、というか予想以上に面白くって完全にハマってしまった。
内容は星間戦争をモチーフにしたリアルタイム陣取り合戦。
敵/または中立の惑星にミサイル(宇宙船?)を打ち込んで耐久力(生産力)分を打ち込んでやると征服。征服するとそこが自分の陣地になり、ミサイル(宇宙船?)生産力がアップする。最終的には敵を滅亡させるかこちらが滅亡すればおしまい。単純明快。大きな星ほど生産力が高いので、早めに大きな星を確保するとGOOD。また、あんまりミサイルを撃ちまくっていると、その分その星の耐久力が減ってしまい不利になる。
これが深い。本当に深い。最初のステージなんかは「なんだこれは」と言いたくなる程簡単なんだけど、レベルが進むに従って「本当に勝てるのか?」と言いたくなる程過酷になってくる。

中立の星に打ち込むミサイルがもったいない

中立の星に打ち込むミサイルは相手の戦力を削る事無く単純に消える。もったいない。
序盤ステージではAIもあまりアグレッシブではなくノロいので、相手に未開星を攻略させといて、耐久力が低くなったところを一気に攻め込む、とかいう「漁夫の利」戦略でせこく進める。が、ステージが進むに従って、相手の反応がどんどん速く、アグレッシブにこちらを攻撃してくるようになる。この戦略は基本だけど、これだけでGO、というのは早いうちに破綻した。

多数の小コロニーから援護する

次は、辺境星に小さな生産工場を大量に作って、確実に援護部隊をいつでもどこからでも持って来れるようにして、大生産拠点を守りつつ、すぐに打ってきた星に反転攻撃を打ち込む(あちらは打ったばかりなので手薄)。しかし、やはり速度が速くなってくるとダメ。実はプレイヤー側は結構早い段階から相手の生産力(ミサイルの数)が見えなくなるんだけれど、AIには確実にこれが見えている。つまり、的確に弱点となったところを攻めてくる。コンピュータの速度でこれをやられるとキツい。飛び出した瞬間に手薄になったところをあちらが素早く各個撃破してくる。こちらは辺境星をすべて把握しきれない。

なるべく戦わない各個撃破法

次にとった手が「しょせんはこれらの惑星は陣地では無く、生産工場なのだ」と割り切る戦略。ある程度弱い未開星をどかっと征服しておいて、頃合いを見計らって全惑星から全戦力で敵の勢力圏の星に各個撃破を仕掛ける(ダブルタップで全惑星を選べるので高速)。とられても良い星は「どうぞ」ととらせる。大きな星だけ全戦力でまた取り返す。一見するとバカみたいな方法なんだけど、これは案外上手い戦略だったらしく、Admiral(3 stripes) までは結構楽に進めた。
結局、可能な限り無駄な喧嘩を避けて、戦力を温存し、効率的に力をつけていき、圧倒的戦力に変換する、いうのはどこでも通用する戦略のようだ。深い。しかし、、、

はやすぎるんだよ

問題がその次のGrand Admiral(最終ステージ)。各個撃破戦略が上手くいくのは、こちらの弱点をつく暇を与えなかったからで、AIが打ち出したミサイルをすぐには進路変更せず、のろのろとバカな方向に飛ばしている間に蹴散らす事ができた。
ところが最終ステージではこの進路変更を積極的に使ってくる。こちらも打ったミサイルを途中で進路変更する事は可能なんだけど、結構タッチ操作が微妙で上手くいかない事が多い。これがAIは(当たり前だけど)素早く確実に、弱点となった星を順に速攻で攻撃してくる。結果として生産力がどんどん削られていって最終的にはじり貧になって負ける。深い。実に深い。この辺りで東京についた。

リアルでも

帰りにやろうとしたら電池が切れた。戦略不足であった。